シンメトリーの二世帯住宅

中央エントランスを入ると各世帯の玄関扉がある

 親世帯のリビングダイニング、車椅子でも通れる廊下幅。（全てメーターモジュールです）

子世帯の玄関ホール。螺旋階段は奥様のたってのご希望でした。

 南側面　吹抜の窓から一杯の日差しが差し込み、湘南ハイウェーが遠望できる。

高い羽目板の天井により開放的ないつも明るい部屋になっている。

シンプルな階段ホールのアクセントにアジアンテイストなペンダント照明を付けた。

 ・家造り物語

茅ヶ崎といえば、サザンでお馴染みの湘南の代表格。しかし、この二世帯住宅は、山懐に包まれた、さしずめ湘南の山荘と言えます。南側に広がる風、稲穂の香り、まさしく素晴らしい環境です。二世帯住宅でもプライバシーを保ちながら、全く別の生活が出来る様、玄関ホールを挟み、別棟造りとなりました。南側はさえぎる物が何も無い為、太陽を思いっ切り吸収して、光り一杯の住宅が出来上がりました。特に子世帯側は、地形の傾斜を利用した地下室もある為、実質は4階建て。エントランスを入ると左右2つの玄関に別れ、2階はルーフテラスを共有し、行き来出来るようにしました。子世帯は子育てもこれからということなので、内装仕上に無垢材と自然素材の珪藻土を使用、体に優しい仕上としました。両世帯ともにオール電化を取り入れ、環境面でもCO2削減に貢献できたことは、私共にとっても喜ばしい物件です。道路側のファザード部分は半割レンガタイルを貼り、より高級感が出せたと思います。